様々な問題を抱えつつ、解決しないままうやむやの内に進んだ三島市の保育園民営化。当時、プロポーザル方式で民間から業者を募った結果、1社の応募のみ、募集方法が適正であったかなどしっかり検討されないまま、その1社に決定した結果、多くの保護者たちは不満をかみ殺し受け入れることに。また、当時の市役所職員の対応の稚拙さは目に余るものがあった。民間企業に身を置く納税者の立場から言えば、なぜ市役所の職員はこれで許されてしまうのか、という怒りにも似た感情が芽生えていた。子育て支援課とは名ばかり、三島市の行政改革は急務である。
その後、恵明キッズサクラビレッジの噂を聞くことはないが、保育所の民営化の前に、市職員の人事考課にメスを入れる必要があるだろう。恐らく、当時の三島市子育て支援課の生産性を民間企業で査定した場合、存続できない課として烙印を押されることは確実であろう。
2016年3月9日水曜日
2012年7月25日水曜日
2012年7月23日月曜日
恵明キッズサクラビレッジへの不信感
不信感を抱いている保護者の方々の意見をまとめると、以下の事柄が充分に履行されていないことに要約されると思います。
事前に決められた配置人数など、形式的なことは守られているものの、保護者が求める最も肝心な内容や質の引き継ぎが蔑ろにされているということ。これは引き継ぐ側がこれまでの保育方針をしっかり受け止めていないことに起因します。これまで恵明保育園側は幸原保育園の保育方針について懇談会での発言なども含め、常々批判的な姿勢が感じられました。これでは内容や質の引き継ぎができないのは当たり前のことだと思います。
これは引継ぎという仕事を考えれば、大きなマイナスになってしまって当然です。当時、保護者側からは極力幸原保育園の職員の方々を採用してほしい、と強い要望が出されていました。しかし、結果としては0だった。とても大きな問題だと思いますが、当時、幸原保育園側の職員の中にも、恵明キッズサクラビレッジへ応募する気持ちを持っていた方々がいました。しかし働く側にとって肝心な条件面等、応募要項のリリースが大幅に遅れたため、来年の働き口を心配し、既に募集要項がでている他所へ移っていってしまいました。その行為は、まだ働き口の目処がついていないということを考えれば、到底責めることはできず、結果、保護者の間では子育て支援課や恵明キッズサクラビレッジへの大きな不信感として残ってしまっています。
1、引継保育の不備(下記(12)参照)
事前に決められた配置人数など、形式的なことは守られているものの、保護者が求める最も肝心な内容や質の引き継ぎが蔑ろにされているということ。これは引き継ぐ側がこれまでの保育方針をしっかり受け止めていないことに起因します。これまで恵明保育園側は幸原保育園の保育方針について懇談会での発言なども含め、常々批判的な姿勢が感じられました。これでは内容や質の引き継ぎができないのは当たり前のことだと思います。
2、職員の転籍が皆無
幸原保育園から転籍された方が臨時採用職員も含め一人もいない。これは引継ぎという仕事を考えれば、大きなマイナスになってしまって当然です。当時、保護者側からは極力幸原保育園の職員の方々を採用してほしい、と強い要望が出されていました。しかし、結果としては0だった。とても大きな問題だと思いますが、当時、幸原保育園側の職員の中にも、恵明キッズサクラビレッジへ応募する気持ちを持っていた方々がいました。しかし働く側にとって肝心な条件面等、応募要項のリリースが大幅に遅れたため、来年の働き口を心配し、既に募集要項がでている他所へ移っていってしまいました。その行為は、まだ働き口の目処がついていないということを考えれば、到底責めることはできず、結果、保護者の間では子育て支援課や恵明キッズサクラビレッジへの大きな不信感として残ってしまっています。
これから三島市の保育はどう進んでいくのでしょう?幸原保育園は三島市では初めての民営化と聞きました。ということはこれが成功か失敗かで、今後の行方が決まるのでは?三島市民の一人として言わせていただくと、今回の経緯を聞けば聞くほど答えはNOになってしまいます。全国各地、いたる所で裁判沙汰になっていますが、それらの記事を読んでいて感じることに、どれも「誠意を持って対応すること。」が欠けていて、信頼関係がくずれた結果、最悪の事態になっている気がします。今回は公立、私立どちらがいいかという問題以前に、サービスを提供する側の仕事のあり方に大きな疑問を感じてしまいました。
参考書類
三島市立幸原保育園移管先法人募集要項 より抜粋(5)保育内容の継承
・保護者のご意見・ご要望等を取り入れながら、幸原保育園の保育内容を継承すること。
(11) 保護者との懇談等
・保護者との懇談を適宜開催し保護者の意向を把握するとともに、保護者の要望に対しては誠意を持って対応すること。
・苦情解決の仕組み(苦情解決責任者・苦情受付担当者・第三者委員の設置)を整備すること。
(12) 引継保育・円滑な移管を実現するため移管1年前より引継保育(合同保育)を予定していま す。移管後においても引き続き保育を行うことができる保育士として、平成23 年4月からは主任保育士1名及び担任保育士2名、さらに同年10月から保育士3名を配置し引継ぎ保育を実施していきます。また、移管後の各クラスには引継保育に関わった職員が配置されるよう考慮することとします。なお、幸原保育園勤務の臨時・パート職員が法人職員として採用予定の場合はその人数に含めることとします。
2012年7月12日木曜日
保育園民営化は子供も保護者もストレスいっぱい!
三島市の公立保育園だった幸原保育園が民営化され、民営の恵明キッズサクラビレッジとなってから3ヶ月が過ぎました。ストレートに言いますと、これまでのずさんな引き継ぎの結果、予想通りと言ったらなんですが、お母さんたちからの不満の声が日増しに増えています。
民営化に向けての準備が始まった2009年当時の資料(下記参照)を調べてみますと、本来最優先されるべき子どもの利益よりも民営化ありきではないかと批判されていました。振り返って見ると、三島市の子育て支援課の対応はまさにその通りで、保護者の意見を積極的に聞こうとする意思は一切感じられず、対応は後手後手、約束は守らないという有様。保護者側からみると、子育て支援課の方々は何のためにいるのか、よくわからない状態でした。
今から思えば、プロポーザル方式で参加企業を募った結果、エントリーしたのは恵明保育園1社のみだったのにもかかわらず、そのまま進めてしまったことが大きな過ちだったのではないでしょうか。子供たちや市民の利益を最優先に考えて発想すれば、こんな選択になっていない、やはり民営化し、財政支出を圧縮することだけに執着していると思わざるを得ません。
09年11月議会一般質問
→こちらから
みしま市民新聞 2009.11.5号
民営化に向けての準備が始まった2009年当時の資料(下記参照)を調べてみますと、本来最優先されるべき子どもの利益よりも民営化ありきではないかと批判されていました。振り返って見ると、三島市の子育て支援課の対応はまさにその通りで、保護者の意見を積極的に聞こうとする意思は一切感じられず、対応は後手後手、約束は守らないという有様。保護者側からみると、子育て支援課の方々は何のためにいるのか、よくわからない状態でした。
今から思えば、プロポーザル方式で参加企業を募った結果、エントリーしたのは恵明保育園1社のみだったのにもかかわらず、そのまま進めてしまったことが大きな過ちだったのではないでしょうか。子供たちや市民の利益を最優先に考えて発想すれば、こんな選択になっていない、やはり民営化し、財政支出を圧縮することだけに執着していると思わざるを得ません。
09年11月議会一般質問
→こちらから
みしま市民新聞 2009.11.5号
→こちらから |
2012年6月24日日曜日
恵明キッズサクラビレッジの保護者のみなさん 投稿してください。
掲示板で、情報交換!
⬇
http://shiawasenohara.bbs.fc2.com/
一度のぞいてみてください。
同じ境遇にいるお母さんたちと悩みを共有することで、
とっても勇気が湧いてきたりしますよ。
もちろん、投稿も遠慮なくしてくださいね。
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一度のぞいてみてください。
同じ境遇にいるお母さんたちと悩みを共有することで、
とっても勇気が湧いてきたりしますよ。
もちろん、投稿も遠慮なくしてくださいね。
2012年5月5日土曜日
保育園民営化を考える ~三島市立幸原保育園から私立恵明キッズサクラビレッジへ~
今年4月、公立である三島市立幸原保育園が私立の恵明キッズサクラビレッジに移管されることとなりました。最近各地で行われ、様々な問題が取り沙汰されている、いわゆる保育園の民営化です。ここに至るまでの過程では、三島市役所の子育て支援課の方が3年も前からはじめていましたが、結果としては思わしくありません。民営化が実施され一ヶ月が経ち、悩みを抱えながらもどこに言っていいわからずひとり苦しんでいるお母さんたちが出てきていると聞きます。このサイトでは、同じ悩みを抱えているお母さんたちが苦しみを分かち合い、解決する道筋を見つけられたら、という思いで立ち上げました。思うところある方、ぜひご遠慮なくご投稿ください。
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子供たちが元気いっぱい走り回っていた園庭
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45年の歴史を感じさせる旧幸原保育教室
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